闡提(読み)センダイ

デジタル大辞泉 「闡提」の意味・読み・例文・類語

せんだい【×提】

一闡提いっせんだい」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「闡提」の意味・読み・例文・類語

せんだい【闡提】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] icchantika 一闡提の略 ) 仏語仏法をそしり、成仏する因をもたない者。成仏する因縁をかいた断善闡提と、衆生(しゅじょう)を救うために菩薩がことさらこの姿をとる大悲闡提二つがある。
    1. [初出の実例]「釈尊遮闡提、得人身徒不善業、聖教嘖空手」(出典願文(785))
    2. 「衆生の根機をえらばねば、五逆闡提もみなうまる、このゆゑわれら本願に、帰して御(み)なを称念す」(出典:浄業和讚(995‐1335)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android