精選版 日本国語大辞典 「闡提」の意味・読み・例文・類語 せんだい【闡提】 〘 名詞 〙 ( [梵語] icchantika 一闡提の略 ) 仏語。仏法をそしり、成仏する因をもたない者。成仏する因縁をかいた断善闡提と、衆生(しゅじょう)を救うために菩薩がことさらこの姿をとる大悲闡提の二つがある。[初出の実例]「釈尊遮二闡提一、得二人身一徒不レ作二善業一、聖教嘖二空手一」(出典:願文(785))「衆生の根機をえらばねば、五逆闡提もみなうまる、このゆゑわれら本願に、帰して御(み)なを称念す」(出典:浄業和讚(995‐1335)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例