闡提(読み)センダイ

精選版 日本国語大辞典 「闡提」の意味・読み・例文・類語

せんだい【闡提】

  1. 〘 名詞 〙 ( [梵語] icchantika 一闡提の略 ) 仏語仏法をそしり、成仏する因をもたない者。成仏する因縁をかいた断善闡提と、衆生(しゅじょう)を救うために菩薩がことさらこの姿をとる大悲闡提二つがある。
    1. [初出の実例]「釈尊遮闡提、得人身徒不善業、聖教嘖空手」(出典願文(785))
    2. 「衆生の根機をえらばねば、五逆闡提もみなうまる、このゆゑわれら本願に、帰して御(み)なを称念す」(出典:浄業和讚(995‐1335)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む