精選版 日本国語大辞典 「闥」の意味・読み・例文・類語 たつ【闥】 〘 名詞 〙① 宮中の小門。また転じて、宮中。〔後漢書‐桓帝紀〕② とびら。〔撮壌集(1454)〕[初出の実例]「堂の闥を押さんとする時」(出典:おとづれ(1897)〈国木田独歩〉)[その他の文献]〔史記‐樊噲伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「闥」の読み・字形・画数・意味 闥21画 [字音] タツ[字訓] もん[説文解字] [字形] 形声声符は(達)。〔説文新附〕十二上に「門なり」とあり、特に宮中の小門をいう。〔詩、斉風、東方之日〕「彼の(しゆ)なるは子 我が闥に在り」の〔毛伝〕に「門のなり」、〔釈文〕に引く〔韓詩章句〕に「門のを闥と曰ふ」とみえる。門は築地、また奥まった室などをいう。[訓義]1. もん。2. 門の内、門塀の間。3. 奥まった室。4. 達と通じ、早いさま。[古辞書の訓]〔名義抄〕闥 トラフ 〔字鏡集〕闥 オシヒラク・ワキト・トラフ・カドノウチ・コカト[熟語]闥爾▶[下接語]闥・家闥・華闥・階闥・宮闥・禁闥・閨闥・瓊闥・皇闥・闥・四闥・紫闥・闥・重闥・省闥・椒闥・闥・仙闥・帝闥・殿闥・排闥・披闥・房闥・門闥・幽闥 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報