防衛統合デジタル通信網(読み)ぼうえいとうごうでじたるつうしんもう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「防衛統合デジタル通信網」の意味・わかりやすい解説

防衛統合デジタル通信網
ぼうえいとうごうでじたるつうしんもう

防衛庁(現防衛省)が1987年度(昭和62)から整備を進めた、指揮通信システムの伝送路。IDDN(Integrated Defense Digital Network)と略される。2004年度(平成16)整備完了。それまでの防衛マイクロ回線は太平洋側に沿った単一ルートで構成されていたため、途絶した場合は指揮通信に支障が生じた。これを解決するため、抗堪性攻撃に対する耐久力)や柔軟性をもつ通信網を構築することとなった。具体的には、(1)マイクロ回線の複ルート化、(2)通信衛星利用による伝送路の立体化、(3)電子交換システムの導入、(4)マイクロ回線のデジタル化、などが織り込まれている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む