阿嬢(読み)あじょう

精選版 日本国語大辞典 「阿嬢」の意味・読み・例文・類語

あ‐じょう‥ヂャウ【阿嬢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 母を親しみ敬っていう語。阿母(あぼ)。⇔阿爺(あや)
    1. [初出の実例]「那堪小妹呼名覓、難忍阿嬢滅性憐」(出典菅家文草(900頃)二・夢阿満)
    2. [その他の文献]〔隋書‐房陵王勇伝〕
  3. 娘。婦人。また、他人の娘を親しんで呼ぶ語。むすめさん。お嬢さん
    1. [初出の実例]「阿嬢の遺尿、老婆の春情に至る迄挙ざる無く、説かざる無し」(出典:西京繁昌記(1877)〈増山守正〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「阿嬢」の読み・字形・画数・意味

【阿嬢】あじよう

母。

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