阿母(読み)アボ

精選版 日本国語大辞典 「阿母」の意味・読み・例文・類語

あ‐ぼ【阿母】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 母を親しんでいう語。おかあさん。→阿父(あふ)
    1. [初出の実例]「嘗聞胎教日、阿母故虔祈」(出典:水流雲在楼集(1854)上・題新宮涼庭西遊日記後)
    2. [その他の文献]〔古詩‐為焦仲卿妻詩〕
  3. 乳母(うば)異称
    1. [初出の実例]「阿母 アボ ハハヲヤノコト ウバノコト」(出典:新撰字解(1872)〈中村守男〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐倉公伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「阿母」の読み・字形・画数・意味

【阿母】あぼ

乳母、母。

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