阿能川村(読み)あのうがわむら

日本歴史地名大系 「阿能川村」の解説

阿能川村
あのうがわむら

[現在地名]水上町阿能川

湯原ゆばら村の西、阿能川沿いに集落がある。村域は広大で西方現新治にいはる村との境の大峰おおみね山・吾妻耶あづまや山・阿能川岳・谷川岳に及ぶ。寛文郷帳では田方四石余・畑方六一石余、沼田藩領。寛文三年(一六六三)真田領村高書上控では高二九九石余。宝永元年(一七〇四)沼田領村々石高書上では高三六石余、反別は田方八反余・畑方一三町五反余。江戸後期の御改革組合村高帳では家数二六、幕府領。享保五年(一七二〇)の山口明規定(阿能川区有文書)では、谷川・阿能川両山について、阿能川村・谷川村ほか三ヵ村が山口明けの時期を定めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android