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陣立書 じんだてしょ

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世界大百科事典 第2版の解説

じんだてしょ【陣立書】

戦いのために軍隊の配置や編成を概念的に記した文書。豊臣秀吉のころから江戸時代にかけて作成された。いつでも合戦(遭遇戦)に移行できるよう編成された陣押(行軍)の順に書かれていることが多い。総勢の規模にもよるが,独立した戦闘単位である手を先陣(先備),本陣,後陣(後備)などに配置し,備や手の大将と人数などを図式的に記している。【高木 昭作】

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の陣立書の言及

【安土桃山時代】より

…これは愛児鶴松の死を契機とするものであるが,全領主階級を主従制的な知行関係によって支配する秀吉と,国郡制的な統治原則によって支配する秀次との間に機能分化を必然化し,封建国家としての豊臣政権の将来に暗い影を投げかけた。 秀吉による封建的ヒエラルヒーの完成は,92年の第1次朝鮮出兵(文禄の役)における陣立書に示されている。直接に渡海を命じられた九州・四国・中国地方の大名は,知行石高に応じて軍役人数が割り当てられており,たとえば九州大名は100石につき5人の本役であった。…

【分限帳】より

分限とは富,財産のことで,さらに身分や地位を意味し,中世においても惣領が庶子に所領の大きさに応じて軍役を割り当てる際に,〈分限に応じ〉というように使われている。分限帳の内容は,作成の目的によって,(1)家臣団の軍事的配属を示す一種の陣立書ともいうべきもの,(2)番方(番方・役方)の家臣については上記の方法で記しながら,これと並列して役方や江戸詰などの家臣の日常行政的配属を別に記したもの,(3)大名が家臣団に役金,米を賦課する際の台帳として作成されたもの,(4)家臣に給所(知行地)を割りつける際の台帳として作成されたもの,などに分類される。これらはいずれも必要があって作成された公的な帳簿であり,家臣の身分上の移動に対応するために短冊で張り替えられるようにしたものや,いろは分けになっているものがある。…

※「陣立書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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