家庭医学館 の解説
じょしぼうたいじゅうげんしょうとおとしよりのよご【除脂肪体重減少とお年寄りの予後】
除脂肪体重が15%低下するような低栄養状態が続くと、免疫力が低下し、肺炎がおこりやすくなります。
30%の減少では、衰弱して歩くことが困難になり、35%以上の低下では、尿路感染症(にょうろかんせんしょう)(腎盂腎炎(じんうじんえん)、膀胱炎(ぼうこうえん)など)が合併するようになります。
40%以上の減少で、座ることができなくなって、寝たきりとなり、45%以上減少すると、褥瘡(じょくそう)(とこずれ)が発生します。
50%以上も減少すると、生命を維持することがむずかしくなります。