陸上機(読み)リクジョウキ

大辞林 第三版の解説

りくじょうき【陸上機】

地上で離着陸する飛行機。陸上飛行機。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

陸上機
りくじょうき
landplane

陸上に設けた飛行場から発着するようにつくられた航空機。離着陸には車輪を用いるが、グライダーやごく特殊な飛行機では離陸に台車dollyを用いて離昇後切り離し、着陸にはそりskidを使うこともある。初期の飛行機ではまだ車輪ブレーキが実用化されてなく、尾部につけたそりがブレーキの役目をしていた。しかし、飛行機の速度の増大に伴って離着陸速度が速くなり、離着陸距離も長くなって、そりによるブレーキングでは当時の建設技術でつくられた狭い飛行場への発着が困難になってきた。したがって、空気抵抗は大きいが静かな広い水面さえあれば離着水の距離に制約の少ない水上機のほうが、最大速度を速くすることができた(1928)。しかし、車輪ブレーキの発達や可変ピッチプロペラの実用化、フラップなど高揚力装置の開発、引込み脚の採用、広い飛行場の建設などによって陸上機の性能は飛躍的に向上し、1938年には最大速度が水上機を追い越すことに成功した。いずれにせよ、空中では無用の長物といえる着陸装置の処理は、固定脚、引込み脚どちらにしても陸上機設計上の難問題の一つとなっている。[落合一夫]

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