険隘(読み)ケンアイ

デジタル大辞泉 「険隘」の意味・読み・例文・類語

けん‐あい【険×隘/××隘】

[名・形動ナリ]けわしく狭いこと。また、そのような場所や、そのさま。
「―なる渓谷の間に進入するは」〈竜渓経国美談

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精選版 日本国語大辞典 「険隘」の意味・読み・例文・類語

けん‐あい【険隘・嶮隘】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 道などがけわしく狭いこと。また、そのようなさまや、そのような場所。
    1. [初出の実例]「臣独無尺鉄之資、揺義兵険隘(ケンアイ)之中敵軍」(出典太平記(14C後)一二)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐離騒〕

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普及版 字通 「険隘」の読み・字形・画数・意味

【険隘】けんあい

けわしく狭い。〔楚辞離騒〕惟(おも)ふに黨人の偸樂(とうらく)なる 路、幽昧(いうまい)にして以て險隘なり

字通「険」の項目を見る

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