階段式ピラミッド(読み)かいだんしきピラミッド(その他表記)step pyramids

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「階段式ピラミッド」の意味・わかりやすい解説

階段式ピラミッド
かいだんしきピラミッド
step pyramids

エジプトピラミッド初期形式。初期のエジプト王や貴族墳墓であるマスタバを数層,積み重ねた形で,上のほうが小さくなっている。その最古遺構サッカラにある第3王朝第2代のジョセル王(前2650頃)のピラミッドである。これはマスタバを 6層重ねたもので,底辺 109m×125m,高さ 62m。第3王朝時代にはこのような階段式ピラミッドが多くつくられたが,第4王朝時代には姿を消した。(→古王国時代

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む