障塞(読み)しょうさい

精選版 日本国語大辞典 「障塞」の意味・読み・例文・類語

しょう‐さいシャウ‥【障塞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. とりで。要塞
    1. [初出の実例]「露に在りては門牆の障塞の如く、日韓に在りては江河の隄岸の若し」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉一六)
    2. [その他の文献]〔史記‐朝鮮伝〕
  3. しょうそく(障塞)

しょう‐そくシャウ‥【障塞】

  1. 〘 名詞 〙 さまたげること。また、さまたげとなるもの。
    1. [初出の実例]「実に道路の障塞(〈注〉ササワリ)を登り越えて、功勣を蠃得することなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)

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普及版 字通 「障塞」の読み・字形・画数・意味

【障塞】しよう(しやう)さい

とりで。〔後漢書、南匈奴伝〕方以西、多く脩復せず。鮮此れに因りて數(しばしば)南部に寇し、漸將王(左右二王)をす。單于(ぜんう)憂し、上言して塞を復せんことを求む。

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