隠り江の(読み)コモリエノ

デジタル大辞泉 「隠り江の」の意味・読み・例文・類語

こもりえ‐の【隠り江の】

[枕]泊瀬はつせ」にかかる。中世以後に、「こもりくの」が誤り伝えられたもの。
「―泊瀬の山は色づきぬ」〈続古今・秋下〉

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精選版 日本国語大辞典 「隠り江の」の意味・読み・例文・類語

こもりえ‐の【隠江の】

  1. 地名初瀬」にかかる。上代枕詞「こもりくの」を、中世以降、誤り伝えたもの。
    1. [初出の実例]「こもり江の初瀬の山は色づきぬ時雨(しぐれ)の雨は降りにけらしな〈坂上郎女〉」(出典続古今和歌集(1265)秋下・五一二)

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