隴山山脈(読み)ろうざんさんみゃく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「隴山山脈」の意味・わかりやすい解説

隴山山脈
ろうざんさんみゃく / ロンシャン

中国、西北地区の山脈。とくに六盤(りくばん)山脈の南部陝西(せんせい)、甘粛(かんしゅく)両省をくぎる部分をいう。標高2000メートル前後。渭河(いが)中・下流渭河平原より、隴西とよばれた隴山以西へ至る関門にあたり、関山ともよばれ、歴史的にきわめて重要な役割を果たした。

[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android