隻手の声(読み)せきしゅのこえ

精選版 日本国語大辞典 「隻手の声」の意味・読み・例文・類語

せきしゅ【隻手】 の 声(こえ)

  1. 禅宗での公案一つ両手を打って鳴る音を聞くのがふつうであるが、片手で鳴らす音を心耳をもって聞かなければならないとした。絶対の境地を推量させたもの。
    1. [初出の実例]「隻手の声を聞き得、音声を止め得、見性の眼を開き得玉はざらん限りは」(出典:さし藻草(1760)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む