雀百まで踊り忘れず(読み)すずめひゃくまでおどりわすれず

ことわざを知る辞典 「雀百まで踊り忘れず」の解説

雀百まで踊り忘れず

雀は死ぬまで飛びはねる癖が抜けないように、若い時に身についた習性は年をとっても変わらない。

[使用例] もともと師範学校を出て教育界に身を投じた人柄であるから、雀百まで踊り忘れずのたぐい、もう居ても立ってもいられぬ思いに駆られて[五木寛之*夜のドンキホーテ|1973]

[解説] 古くは「踊り忘れぬ」の形が多用されましたが、上方いろはかるたには「踊り忘れず」が採用され、現代ではほとんど後者になっています。用法も、「踊り」の連想から、かつては道楽者や浮気者に対して使われることが多かったのですが、近現代の用例は若いときに身についた習性全般について使われています。

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