集集地震(読み)しゅうしゅうじしん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集集地震」の意味・わかりやすい解説

集集地震
しゅうしゅうじしん

1999年9月 21日午前1時 47分 (現地時間) ,台湾中西部で発生した直下型地震。南投県集集鎮を震源とすることからこの名がついた。マグニチュード 7.6。被害死者 2400人以上,負傷者約 8700人,全半壊した建物 10万戸以上に上った。台湾東海岸付近ではユーラシア・プレートとフィリピン海プレートが衝突しており,そのため台湾内陸部には南北に走る複数の活断層がある。集集地震はその一つ,車籠埔断層が動いたために起きたとみられ,断層は約 80kmに及んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android