雉隠(読み)キジカクシ

デジタル大辞泉 「雉隠」の意味・読み・例文・類語

きじ‐かくし【×雉隠】

キジカクシ科の多年草山地に生え、高さ約70センチ。茎はよく分枝し、枝は葉状線形となり、葉の代わりをする。雌雄異株で、春の終わりごろ、黄白色の小花をつける。実は丸く、秋に赤く熟する。

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精選版 日本国語大辞典 「雉隠」の意味・読み・例文・類語

きじ‐かくし【雉隠】

  1. 〘 名詞 〙 ユリ科の多年草。各地の山地に自生する。高さ〇・五~一メートル。葉は退化して、幹や太枝では逆向きの棘(とげ)となり、細枝では白い膜質の鱗片となっている。茎は葉状枝となり、三~七本ずつ束生し、緑色三稜があり、長さ一~二センチメートル、わずかに曲がり、先端がとがる。雌雄異株。四~五月、葉腋(ようえき)に、ごく小さな黄白色の筒状鐘形花を四~五個ずつ付ける。果実は小球形で赤熟する。枝が密に繁り、その中に雉を隠すところからこの名がある。漢名、龍鬚菜。そうちく。雉隠草。〔書言字考節用集(1717)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「雉隠」の解説

雉隠 (キジカクシ)

学名Asparagus schoberioides
植物。ユリ科の多年草

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