離披(読み)りひ

精選版 日本国語大辞典 「離披」の意味・読み・例文・類語

り‐ひ【離披】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花がいっぱいにひらくこと。満開。
    1. [初出の実例]「桜花宜節序、梅蘤半離披」(出典:新編覆醤続集(1676)四・渉園)
    2. [その他の文献]〔楚辞‐九弁〕
  3. ( 形動タリ ) きらきらと輝くこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「紅裳離披として花神の魂を奪ひ」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉初)
    2. [その他の文献]〔韓愈‐雉帯箭詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「離披」の読み・字形・画数・意味

【離披】りひ

花咲く。散乱する。明・其昌〔画に題す、二首、一〕詩 少年狡獪(かうくわい)多し 老筆、漸く離披 氣、向(いづ)れよりか取る 心に讚毀(さんき)無きの時

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