難字(読み)ナンジ

デジタル大辞泉 「難字」の意味・読み・例文・類語

なん‐じ【難字】

むずかしい字。難解な漢字

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「難字」の意味・読み・例文・類語

なん‐じ【難字】

〘名〙 難解な文字。むずかしい漢字。わかりにくい字。〔文明本節用集(室町中)〕
浮世草子西鶴織留(1694)一「節用集に見えわたらぬ難字(ナンジ)を」 〔杜甫‐漫成詩〕

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普及版 字通 「難字」の読み・字形・画数・意味

【難字】なんじ

むずかしい字。〔水紀聞、十六〕初め韓魏揚州に知たりしとき~介甫(王安石)、數(しばしば)古義を引きて事を爭ふ。其の言闊、韓多く從はず。介甫秩滿ちて去る。會(たまたま)韓に書を上(たてまつ)るり。多く古字を用ふ。韓笑ひて僚屬(れうぞく)に謂ひて曰く、惜しいかな、王(安石)の此(ここ)に在らざること。此の人頗(すこ)ぶる字を知れりと。介甫之れを聞き、~是れに由りて之れを怨めり。

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