難攻不落(読み)ナンコウフラク

デジタル大辞泉 「難攻不落」の意味・読み・例文・類語

なんこう‐ふらく【難攻不落】

攻撃するのがむずかしく、たやすく陥落しないこと。「難攻不落陣地
承知させるのが困難なこと。「難攻不落堅物かたぶつ

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精選版 日本国語大辞典 「難攻不落」の意味・読み・例文・類語

なんこう‐ふらく【難攻不落】

  1. 〘 名詞 〙 攻撃するのが困難で、容易に陥落しないこと。
    1. [初出の実例]「元来旅順の難攻不落と称せられたるは」(出典:報知新聞‐明治三七年(1904)一二月九日)

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四字熟語を知る辞典 「難攻不落」の解説

難攻不落

攻撃するのが困難で、容易に陥落しないこと。

[使用例] 此の恐ろしい敵は、簑虫の難攻不落と頼む外郭壁上忍び足で這い歩くに相違ない[寺田寅彦*簑虫と蜘蛛|1921]

[使用例] いつまでも難攻不落というわけにはいかないだろう。しかし敵も利巧で、体を張った無謀な突撃などは決してしない[倉橋由美子*夢の浮橋|1970]

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