デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「雨宮清」の解説
雨宮清 あめみや-きよし
昭和22年3月7日生まれ。昭和45年郷里山梨で建設機械の整備会社を設立。55年日立建機の特販店及び指定工場となり,社名を山梨日立建機とする。平成6年商用でおとずれたカンボジアで地雷の被害者にあい,地雷除去機の開発を志す。10年回転カッターをもちいた対人地雷除去機を完成させ,以後カンボジア,アフガニスタン,ニカラグア,アンゴラで除去作業をおこなう。19年吉川英治文化賞を受賞。また,山梨日立建機は,18年企業フィランソロピー大賞地球共生賞を,21年には「世界の地雷原に安全と平和を取戻し,豊かで肥沃な大地を復興する対人地雷除去機の開発」にたいして,ものづくり日本大賞優秀賞を受賞した。