雪垣(読み)ユキガキ

精選版 日本国語大辞典 「雪垣」の意味・読み・例文・類語

ゆき‐がき【雪垣】

  1. 〘 名詞 〙 大雪の降る地方で、雪を防ぐために家の軒のまわりに丸太を立てかけ、それに簀(す)や筵(むしろ)をめぐらして垣としたもの。《 季語・冬 》 〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「里は冬がまへして、萩柴折添て、ふらぬさきより雪垣(ユキガキ)など、北窓をふさぎ」(出典浮世草子好色五人女(1686)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android