デジタル大辞泉 「雪囲い」の意味・読み・例文・類語 ゆき‐がこい〔‐がこひ〕【雪囲い】 1 雪国で、風雪を防ぐため、家の周囲を囲うこと。また、その設備。雪垣。《季 冬》「親犬や天窓あたまで明ける―/一茶」2 庭木を雪や霜から守るために、むしろやわらで囲うこと。また、そのもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「雪囲い」の意味・読み・例文・類語 ゆき‐がこい‥がこひ【雪囲】 〘 名詞 〙① 草木を霜や雪の害から守るため、藁(わら)、薦(こも)などで囲うこと。また、そのおおい。《 季語・冬 》[初出の実例]「雪かこひするやいなやにみそさざい」(出典:俳諧・浪化上人発句集(1865)冬)② 雪の多い地方で、降雪の季節に家の周囲に筵(むしろ)や簀(す)などでめぐらす囲い。《 季語・冬 》[初出の実例]「小春の空のてらてらと照〈月居〉 背戸口に馬の首出す雪囲ひ〈右稲〉」(出典:俳諧・日ぐらし(1790頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例