雪隠詰(読み)セッチンヅメ

デジタル大辞泉 「雪隠詰」の意味・読み・例文・類語

せっちん‐づめ【雪隠詰(め)】

将棋相手王将を、盤の隅に追い込んで詰めること。
逃げ場のない所へ追い詰めること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雪隠詰」の意味・読み・例文・類語

せっちん‐づめ【雪隠詰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 将棋で、相手の王将を、また、遊戯十六六指(じゅうろくむさし)親石を盤の隅に追い込んで詰めること。〔俚言集覧(1797頃)〕
  3. 逃げ場のないところに追いつめること。
    1. [初出の実例]「借金乞(かけこひ)の為に逃道を失ひ、遂に雪隠逼(セッチンヅメ)と成あり」(出典洒落本・娼妓絹籭(1791)自序)

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