雪隠黄金(読み)せんちこがね

精選版 日本国語大辞典 「雪隠黄金」の意味・読み・例文・類語

せんち‐こがね【雪隠黄金・雪隠金亀子】

  1. 〘 名詞 〙 センチコガネ科の甲虫。体長一・五~二センチメートル内外。コガネムシに似て楕円形背面は半球状にふくらむ。全体に黒く、背面は藍色や紫の美しい金属光沢を帯びるものが多い。獣糞などに集まり、その下に穴を掘って糞を貯え幼虫のえさにする。日本各地、シベリア、中国、朝鮮などに分布する。近縁種に美しい種類が多い。せんちこがねむし。
    1. [初出の実例]「路上の腐敗物を掃除する〈略〉(センチコガネ)の如き」(出典:日本昆虫学(1898)〈松村松年〉昆虫界)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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