雲住寺(読み)うんじゆうじ

日本歴史地名大系 「雲住寺」の解説

雲住寺
うんじゆうじ

[現在地名]大津市瀬田二丁目

瀬田唐せたから橋の東詰にある。竜光山と号し、浄土宗。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、蒲生高秀が応永一五年(一四〇八)に藤原秀郷(俵藤太)系譜につながる祖父俊綱・父秀朝の菩提のため建立したのに始まるという。開基は房俊律師とも称した高秀の叔父にあたる天台僧尊誉である。浄土宗に転じたのは勢多掃部亮家久の次男で蒲生定秀(天正七年没)養子であった真阿忍誉のときで、のち兵火で焼失したのを念誉岌残が慶長八年(一六〇三)に再建した(近江栗太郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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