雲原村
くもばらむら
[現在地名]福知山市字雲原
三岳山の北方に位置する山間の村。かつては丹後国与謝郡に属した。二股川の支流天座川の上流にあり、村の北・西・南三方は山に囲まれ、東方のみ谷が開ける。
北方には大江山連峰の西端赤石ヶ岳(七三六・二メートル)と江笠山(七二七・八メートル)がそびえ、その間に与謝峠(約三六三メートル)があって峠村(現与謝郡加悦町)に通じ、西方は江笠岳と三国山(五七七メートル)とその間の神懸峠(三九〇メートル)で但馬国出石郡(現兵庫県)に接する。南は三国山・神宮寺峠(約四二五メートル)・三岳山・坂浦峠(約二八三メートル)の線で、上佐々木・喜多・上野条・下野条の諸村に接し、東部は天座村と境す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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