雲域(読み)くもいき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雲域」の意味・わかりやすい解説

雲域
くもいき

気象衛星からの雲画像で,まとまりをもった雲の領域。雲域を追跡することにより,雲域の高度風向風速を推定することができる。また,帯状に連続した雲域を雲の帯(雲バンド)といい,台風に伴う外側の雲の帯や対流性の雲域,前線に伴う中・下層,上・中・下層などの多層構造の帯状の雲域をさす。雲バンドの幅は緯度 1°(約 100km)以上で,長さの 4倍以上あることが基準となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む