雲微物理過程(読み)くもびぶつりかてい

最新 地学事典 「雲微物理過程」の解説

くもびぶつりかてい
雲微物理過程

cloud microphysics

水蒸気が雲粒となり,雲の中で成長し,やがて重力により落下し,降水として地表面に到達するまでの一連の素過程の総称。凝結核による雲粒形成,水蒸気による凝結成長,雲粒の衝突併合成長と雨滴の形成,氷晶核を介した氷粒子の形成,氷粒子の昇華成長による雪の形成,氷粒子が雲粒を捕捉することによる霰(あられ)粒子の形成と雹(ひよう)への成長,氷粒子同士の接触に伴う電荷分離と雷の発生などの過程。また水の相変化に伴う潜熱のやりとりや落下粒子のdrag forceによる気流の変化も含む。cloud microphysicsはおもに粒子に着目した過程とし,雲に伴う気流に着目した過程についてcloud dynamicsとして分ける場合もある。またcloud microphysicsとcloud dynamics双方を含んでcloud physicsと呼ぶこともある。

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参照項目:凝結核
参照項目:氷晶核

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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