雲濤(読み)うんとう

精選版 日本国語大辞典 「雲濤」の意味・読み・例文・類語

うん‐とう‥タウ【雲濤】

  1. 〘 名詞 〙 はるか水平線のかなたの雲とも波とも見分けがたいようなところ。
    1. [初出の実例]「白路州前望去舟、雲濤千里入江州」(出典:碧雲稿(1419頃)送人之九江)
    2. [その他の文献]〔白居易‐新楽府・海漫漫〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「雲濤」の読み・字形・画数・意味

【雲濤】うんとう(たう)

遠くから寄せる雲のような波。唐・白居易海漫漫〕詩 雲濤浪、最も深き處 人は傳ふ、中に三りと

字通「雲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android