ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雲頂温度」の意味・わかりやすい解説 雲頂温度うんちょうおんどcloud top temperature 赤外画像から観測される雲の頂の温度。気象衛星から観測される赤外画像は,雲頂温度が低い雲は白く,雲頂温度が高い雲は黒い画像となる。そこで,雲を黒体とみなし,雲からの赤外放射量を温度に変換して,雲頂温度を観測する。対流圏では一般に上層ほど気温は低いので,雲頂温度が低い雲は雲頂高度が高い雲ということになる。積乱雲などは下層から上層までと雲頂高度が高く,地上では雷雨などを伴っている場合などが多いため,雲頂温度の観測からそれらを知ることができる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by