雷の壺(読み)かみなりのつぼ

精選版 日本国語大辞典 「雷の壺」の意味・読み・例文・類語

かみなり【雷】 の 壺(つぼ)

  1. ( 庭に神解(かみとけ)の木があり、雷鳴の時、天皇がここに臨御したところからいう ) 宮中殿舎の一つ内裏西北の隅、凝華舎(ぎょうかしゃ)の北にあった襲芳舎(しほうしゃ)別名。かんなりのつぼ。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

かんなり【雷】 の 壺(つぼ)

  1. かみなり(雷)の壺
    1. [初出の実例]「かむなりのつぼに人々あつまりて」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・一九〇・詞書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android