電子情報衛星(読み)でんしじょうほうえいせい(その他表記)electronic intelligence satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電子情報衛星」の意味・わかりやすい解説

電子情報衛星
でんしじょうほうえいせい
electronic intelligence satellite

電子情報の収集は,高度が高いほど有利となり,その究極的なものが人工衛星で,写真偵察だけでなく,電波情報を収集するエリント衛星が打ち上げられている。代表的なものがアメリカのライアライト衛星で,ソ連マイクロ波通信を「盗聴」することを目的としたものである。マイクロ波通信は,基本的には2点間を結ぶ通信システムで,他の方向には電波が広がらないから傍受は不可能なはずである。しかし,ごくわずかな電波エネルギーサイドローブとして漏れて広がる。このエネルギーを収集した信号地上に伝送して,分析・解読する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む