電子情報衛星(読み)でんしじょうほうえいせい(その他表記)electronic intelligence satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電子情報衛星」の意味・わかりやすい解説

電子情報衛星
でんしじょうほうえいせい
electronic intelligence satellite

電子情報の収集は,高度が高いほど有利となり,その究極的なものが人工衛星で,写真偵察だけでなく,電波情報を収集するエリント衛星が打ち上げられている。代表的なものがアメリカのライアライト衛星で,ソ連マイクロ波通信を「盗聴」することを目的としたものである。マイクロ波通信は,基本的には2点間を結ぶ通信システムで,他の方向には電波が広がらないから傍受は不可能なはずである。しかし,ごくわずかな電波エネルギーサイドローブとして漏れて広がる。このエネルギーを収集した信号地上に伝送して,分析・解読する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む