電子比熱(読み)でんしひねつ(その他表記)specific heat of electron

改訂新版 世界大百科事典 「電子比熱」の意味・わかりやすい解説

電子比熱 (でんしひねつ)
specific heat of electron

金属極低温における比熱実測によればT3に比例する部分とTに比例する部分の和になる(Tは絶対温度)。前者格子振動による比熱であり,後者は金属に特有な伝導電子に由来するもので,これを電子比熱と呼ぶ。フェルミ縮退した伝導電子のうち,熱的に励起されるのはフェルミ準位をはさんでkBT程度のエネルギー幅の中にあるものだけであるので,エントロピーTに比例し,その結果比熱もTに比例する(kBボルツマン定数)。詳しい計算をすると,Tに比例する項の係数γは,となる。DEF)はフェルミ準位での単位体積当りの状態密度で,γTが単位体積当りの比熱である。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 EF 小林

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む