コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

格子振動 こうししんどう lattice vibration

4件 の用語解説(格子振動の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

格子振動
こうししんどう
lattice vibration

結晶格子を構成している原子や分子が,それらの安定な位置の付近で行う振動で,結晶内を波として伝わる。格子振動波数ベクトルで指定される固有振動に分解される。波数ベクトルが零に近づく,すなわち長波長になると振動数が零に近づく振動は音波に相当し音響モード呼ばれる

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

こうし‐しんどう〔カウシ‐〕【格子振動】

結晶格子格子点を中心とした原子イオン原子団などの微小な振動。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

こうししんどう【格子振動 lattice vibration】

固体の中では,原子はかってに動きまわっているのではなく,平衡位置のまわりで微小な振動をしている。この振動を格子振動という。固体の温度が高いということは,格子振動のエネルギーが大きく,振動の振幅が大きいことを意味している。したがって,格子振動は固体の比熱に寄与する。温度が高いとき,固体の比熱は物質によらずほぼ6cal・deg-1・mol-1(デュロン=プティの法則)になるが,これは,格子振動に対してエネルギー等分配の法則を適用して説明される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

こうししんどう【格子振動】

結晶格子を構成する原子が、それぞれの平衡位置の周りに行う微小振動。固体の熱運動の一種。格子振動を基準振動に分解し、量子化を行うことによって、格子振動は量子力学的にはフォノンの集まりとして扱われる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の格子振動の言及

【素励起】より

…固体中の原子は基底状態においては格子点を占めているが,励起状態ではその格子点のまわりの運動が考えられる。そのような運動のうちで,もっとも低いエネルギーをもつのは全原子が互いに一定の位相を保って振動する自由度で,これが格子振動であり,格子振動を量子化した素励起をフォノンと呼ぶ。このように,フォノンの原因は各原子の運動であるが,素励起としてのフォノンの運動形態は,原子個々の運動とはたいへん異なっている。…

※「格子振動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

格子振動の関連キーワード金属結合弾性エネルギー表面力突き回す回り回って水回り動き回る引っ掻き回す抵抗材料非晶質固体

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone