電気受容器(読み)でんきじゅようき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「電気受容器」の意味・わかりやすい解説

電気受容器
でんきじゅようき

微弱な電流をときに受容するように分化した(適刺激とする)受容器をいう。魚類についてよく知られていたが、両生類や、哺乳(ほにゅう)類のカモノハシにも発見された。板鰓(ばんさい)類(サメ・エイ類)のロレンチーニ器官もその一つで、体表に並んだ開口をもつ多くの細管が表皮下の膨大部に集まっており、そこに受容細胞がある。これによって、板鰓類は砂中に潜む魚の活動電流を探知して餌(えさ)とする。弱い発電器官をもつ魚類では電気受容器が、自身のつくる電場のひずみによって水中物体を検知する(電場定位)のに用いられるほか、電流による交信にも使われているという。

村上 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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