電気障害(読み)でんきしょうがい(その他表記)electrical injuries

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気障害」の意味・わかりやすい解説

電気障害
でんきしょうがい
electrical injuries

感電による人体の障害をいう。電気事故や落雷などが原因になる。一般に,低電圧では心室細動,高電圧では呼吸停止が起るとされているが,即死または数時間後に死亡するものから後遺症を残さず回復するものまで,さまざまである。局所の障害としては,皮膚穿孔や熱傷,血管れん縮による血行障害,神経の損傷などがある。救急処置は,まず患者を電気から引離すこと。呼吸が停止していればすみやかに人工呼吸を行い,必要があれば心臓マッサージも行う。外傷があればその処置も行う。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android