(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「霄」の意味・読み・例文・類語

しょう【霄】[漢字項目]

[音]ショウ(セウ)(呉)(漢)
大空。はるかな天。「霄漢霄壌
難読凌霄花のうぜんかずら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霄」の読み・字形・画数・意味


15画

[字音] ショウ(セウ)
[字訓] みぞれ・そら

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(肖)(しよう)。に細小なるものの意がある。〔説文〕十一下に「霰(あられ)を雨(ふ)らすを霄(みぞれ)と爲す」(段注本)とし、斉の国の語であるという。霰の消えかけたものが霄、光の消えかけるときが(宵)。また空の意に用いる。

[訓義]
1. みぞれ、みぞれふる。
2. くも。
3. そら。
4. 宵と通じ、よる、よい。
5. 消と通じ、きえる。

[古辞書の訓]
名義抄〕霄 ソラ・ヨル・オホソラ・ヨヒ 〔立〕霄 ホトホト・ヨモスガラ・ソラクラシ・アヤシブ・ヨル

[語系]
霄・siは同声。霄の本義は霄雪、のち暗く遥かな意によって、天空の意に用いる。

[熟語]
霄幄霄駕・霄外霄蓋・霄漢・霄間・霄客・霄月・霄元・霄上・霄壌・霄雪霄半霄房霄明
[下接語]
雲霄・烟霄・遠霄・干霄・寒霄・九霄・凝霄・玉霄・軽霄・絳霄・上霄・神霄・青霄・清霄・晴霄・太霄・澄霄・洞霄・半霄・縹霄・碧霄・凌霄・籠霄

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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