霄漢(読み)ショウカン

精選版 日本国語大辞典 「霄漢」の意味・読み・例文・類語

しょう‐かんセウ‥【霄漢】

  1. 〘 名詞 〙 おおぞら。高い天。虚空。雲漢
    1. [初出の実例]「蒙霧難晴。霄漢之景未照」(出典本朝文粋(1060頃)四・為入道前太政大臣辞職第四表〈大江匡衡〉)
    2. 「小さき種子より次第に萌芽し〈略〉つひには霄漢を凌ぐ巨材となれり」(出典:明六雑誌‐一五号(1874)西学一斑〈中村正直訳〉)
    3. [その他の文献]〔宋書‐武帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霄漢」の読み・字形・画数・意味

【霄漢】しよう(せう)かん

大空。〔後漢書、仲長統伝〕一世の上に搖(せうえう)し、天地睥睨(へいげい)し、當時の責を受けず、永く性命のを保つ。是(かく)の如くんば、則ち以て霄を陵(しの)ぎ、宇宙の外に出づべし。

字通「霄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android