霊芝寺
れいしじ
[現在地名]志度町末
末の南端、日内山(石鎚山)東麓にある。日内山と号し、高野山真言宗、本尊十一面観音。古くは日内山大岡寺(大光寺・泰光寺)、遍照光院と称し、宝蔵院古暦記(松浦文書)には貞観元年(八五九)建立、「讃岐国名勝図会」には弘仁年中(八一〇―八二四)空海の草創とある。天正年中(一五七三―九二)兵火にかかり荒廃したが、寛文二年(一六六二)京都槙尾平等心王院の恵忍が止錫、恵忍に帰依した高松藩主松平頼重によって伽藍が復興され、東林山霊芝寺と称した(讃岐国名勝図会)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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