霜折る(読み)しもおる

精選版 日本国語大辞典 「霜折る」の意味・読み・例文・類語

しも‐お・る‥をる【霜折】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 植物が、霜の寒気に当たって折れる。霜でしおれる。
    1. [初出の実例]「秋の野の、草の葉ごとにしらしらと、のこる荻萩(をぎはぎ)霜折(シモヲ)れて」(出典歌謡・若みどり(1706)二・三七・そでの香)
  3. 冬に空がくもって霜がおりない状態になる。一説に、くもって寒くなる。
    1. [初出の実例]「うす曇る日はどんみりと霜おれて〈乙州〉 鉢いひならふ声の出かぬる〈珍碩〉」(出典:俳諧・ひさご(1690))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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