霜毛(読み)そうもう

精選版 日本国語大辞典 「霜毛」の意味・読み・例文・類語

そう‐もうサウ‥【霜毛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥獣の、白い毛。特に、鶴の白い羽毛。また、鶴。
    1. [初出の実例]「霜毛便作華亭翅、仙駕東西不媒」(出典:菅家文草(900頃)五・和田大夫感喜勅賜白馬、上呈諸侍中之詩)
    2. 「廻翔を蓬嶋に望めば霞の袂(へい)未だ逢はず 控馭(こうきょ)を茅山に思へば霜毛徒に老いたり〈藤原雅材〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    3. [その他の文献]〔鮑照‐舞鶴賦〕
  3. 白髪しらが
    1. [初出の実例]「且怪麻姑翻連、須知老鑷霜毛」(出典:田氏家集(892頃)上・題初雪)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐長安雑題詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霜毛」の読み・字形・画数・意味

【霜毛】そうもう(さうまう)

白い毛。白髪。唐・韓〔張十一功曹に答ふ〕詩 君が詩を吟じ罷(や)んで、雙鬢(さうびん)を看るに 斗(たちま)ち覺ゆ、霜毛の一加ふるを

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