霜田史光(読み)シモタ シコウ

20世紀日本人名事典 「霜田史光」の解説

霜田 史光
シモタ シコウ

大正期の詩人,小説家



生年
明治29(1896)年6月19日

没年
昭和8(1933)年3月11日

出生地
埼玉県北足立郡美谷本村(現・さいたま市南区松本)

本名
霜田 平治

学歴〔年〕
日本工業学校建築科卒

経歴
「文章世界」に投稿した詩が選者三木露風に認められ、露風主宰の詩誌「未来」同人となる。大正8年西條八十編集の「詩王」に参加、処女詩集「流れの秋」を刊行、口語自由詩人として出発。一方、野口雨情らと民謡運動に傾倒し、「日本民謡」を主宰、新民謡、童話などを発表をした。雨情との共編「日本民謡名作集」、童話集「夢の国」などがある。また14年頃から大衆文芸創作に従事、著作集「日本十大剣客伝」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「霜田史光」の解説

霜田史光 しもだ-しこう

1896-1933 大正-昭和時代前期の詩人,小説家。
明治29年6月19日生まれ。大正8年詩集「流れの秋」をあらわし,のち童話集「夢の国」,野口雨情(うじょう)との共編「日本民謡名作集」を刊行。大正末からは「本伝御前試合」「日本十大剣客伝」などの大衆小説を手がけた。昭和8年3月11日死去。38歳。埼玉県出身。本名は平治。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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