霞光(読み)かこう

精選版 日本国語大辞典 「霞光」の意味・読み・例文・類語

か‐こう‥クヮウ【霞光】

  1. 〘 名詞 〙 空が日の光を受けて赤く見えるもの。朝焼け夕焼けなど。転じて、錦などの織物
    1. [初出の実例]「霞光片々錦千端、未弁名花五彩斑」(出典新撰万葉集(893‐913)上)
    2. 「父は猶一つの匣(はこ)を披けば中なるは玉手筥とは問はでも著(しる)く、霞光(カクヮウ)万道奕々(えきえき)と閃(ひら)めき出でて」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「霞光」の読み・字形・画数・意味

【霞光】かこう(くわう)

朝やけ夕やけの光。唐・白居易湖中に宿る〕詩 水天に向つて碧沈沈 樹影霞光、重疊として深し

字通「霞」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android