霞目村(読み)かすみのめむら

日本歴史地名大系 「霞目村」の解説

霞目村
かすみのめむら

[現在地名]仙台市霞目

蒲町かばのまち村の南にあり、西は小泉こいずみ村。正保郷帳に田五四貫六一文・畑二貫一八五文とある。「封内風土記」に戸数一六とあり、村鎮守は稲荷神社。幕末と思われる村毎貫高付(斎藤報恩会蔵)では五六貫二四六文。「宮城郡地誌」によると戸数二〇、男七七・女六一、馬一七で、物産に米・麦・大豆茄子をあげる。「古城書立之覚」に東西五〇間、南北九〇間の平城がみえ、霞目城と称する。村西部の霞目飛行場近くに谷風の墓がある。寛政元年(一七八九)四代目横綱となった谷風梶之助は、当村金子弥右衛門の子として生れ、白石しろいし城主片倉氏のお抱えであった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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