感冒(読み)カンボウ

精選版 日本国語大辞典 「感冒」の意味・読み・例文・類語

かん‐ぼう【感冒】

  1. 〘 名詞 〙 呼吸器系炎症による病気一群ウイルスによって起こり、伝染する。かぜ。かぜひき。また、かぜをひくこと。《 季語・冬 》 〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「つつしんで風寒にあたるべからず、感冒(カンバウ)咳嗽の患なからしむべし」(出典養生訓(1713)六)
    2. [その他の文献]〔水滸伝‐第九回〕

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百科事典マイペディア 「感冒」の意味・わかりやすい解説

感冒【かんぼう】

風邪

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普及版 字通 「感冒」の読み・字形・画数・意味

【感冒】かんぼう

風邪。

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世界大百科事典(旧版)内の感冒の言及

【インフルエンザ】より

…流行性感冒,略して流感ともいわれ,インフルエンザウイルスによって起こる感染症の一つ。突然の発熱,頭痛,悪寒,だるさ,咳,筋肉痛などがあり,上気道,鼻腔,結膜などに炎症が起こる。…

【風邪】より

…感冒ともいう。一般には,くしゃみ,鼻汁,鼻閉,咳,のどの痛み,しわがれ声などの呼吸器症状に加えて,発熱,全身倦怠,頭痛,下痢,関節や筋肉の痛みなどの〈風邪様症状〉を伴う比較的軽症の疾患群をさすが,医学的には必ずしも明確に定義されているわけではなく,研究者によって,その定義や範囲は微妙に異なっている。…

※「感冒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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