霹靂神(読み)ハタタガミ

デジタル大辞泉 「霹靂神」の意味・読み・例文・類語

はたた‐がみ【霹靂神】

はたたく神の意》激しい雷。 夏》「―下りきて屋根の草さわぐ/青邨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「霹靂神」の意味・読み・例文・類語

はたた‐がみ【霹靂神】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「はたたく神」の意 ) 激しい雷。へきれき。はたがみ。はたはたがみ。はたたがみなり。《 季語・夏 》 〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「ささやくこゑはいかつちのごとく、いかれば百せんまんのはたたかみ、なりわたりたるごとくにて」(出典:御伽草子・御曹子島渡(室町時代物語集所収)(室町末))

はたはた‐がみ【霹靂神】

  1. 〘 名詞 〙はたたがみ(霹靂神)
    1. [初出の実例]「青天白日晴れきったに、はたはたがみ鳴(なって)いな光りがしわたったぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android