青名村(読み)あおなむら

日本歴史地名大系 「青名村」の解説

青名村
あおなむら

[現在地名]湖北町青名

猫口ねこぐち村の東に位置。東を北国街道が通る。青菜とも記した。「経俊卿記」建長八年(一二五六)八月一四日条に「丁野保内青名」とみえ、天文二年(一五三三)七月一一日の浅井亮政下知状(南部文書)には「山田庄之内青名」とある。同下知状によれば中野なかの(現虎姫町)との間に井口相論が起きているが、亮政は中野方を非分としている。天正年間(一五七三―九二)にも山田やまだ川から引水する井堰をめぐって八日市ようかいち・青名と中野の間で相論が起き死傷者が出ている(虎姫町の→中野村。慶長七年(一六〇二)一〇月、徳川家康が長田吉政・芝山正親に当村のうち合せて三〇一石余を宛行っている(東浅井郡志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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