未臨界実験(読み)みりんかいじっけん(その他表記)Sub-critical experiments

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「未臨界実験」の意味・わかりやすい解説

未臨界実験
みりんかいじっけん
Sub-critical experiments

爆発を伴わない核実験核爆発プルトニウムウランなどの核物質を連鎖的に分裂させて引き起こすが,その分裂が始まる状態を臨界といい,その直前にいたるまでの段階を実験するのが未臨界実験で,実験で得たデータはコンピュータでのシミュレーションに使われる。 1996年9月に国連総会で採択された包括的核実験禁止条約 CTBTでは,アメリカなど核大国が核爆発に相当しないと主張して対象からはずされている。 1997年7月にアメリカがネバダ州で実験を行なった際にも,備蓄されている核兵器の性能を確認するための実験であり,CTBT違反ではないと主張した。しかし,長年の実験で蓄積された膨大なデータとスーパーコンピュータの導入によって,爆発を伴わない実験であっても核開発は可能との指摘もあり,CTBTを形骸化させるとの批判を浴びている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む